§47. 煉瓦作りの壁に悪戯書きをする

 §19で皺くちゃの紙に文字を沿わせました。今回は煉瓦の壁の上に文字を沿わせてみます。同じような効果ですが、手法が異なります。GimpTalkから、 Realistic Graffity Tutorial の実践です。

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     完成画像。

Step1-1 煉瓦の壁の画像。

Step 1

 画像の準備。

    1/ まず煉瓦の壁の画像を入手します。

    画像のURL:http://i23.photobucket.com/albums/b376/ezspoolin/BrickWall.jpg

    レイヤー名=Brick Wall

    2/ Brick Wallレイヤーを複製します。

    Brick Wallレイヤーを右クリック>レイヤーを複製

    レイヤー名=Brick Wall #1

    3/ Brick Wall #1レイヤーを非表示(目のアイコンをクリック)にします。

Step2-2 文字に遠近法を適用。

Step2-6 文字の輪郭線を描く。

Step 2

 テキストの入力と加工。

    1/ 任意のテキストを入力します。テキストレイヤーはBrick WallレイヤーとBrick Wall #1レイヤーの間に置きます。

    2/ テキストレイヤーに遠近法を適用します。

    3/ テキストレイヤーを複製します。Graffiti#1

    テキストレイヤーを右クリック>レイヤーを複製

    作例でのレイヤー名=Graffiti#1

    4/ オリジナルのテキストレイヤーを非表示にします。

    5/ 複製したテキストレイヤー(作例では、Graffiti#1)から選択範囲を作成します。

    複製したテキストレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    6/ 複製したテキストレイヤー(作例では、Graffiti#1)で、文字の輪郭線を描画します。

    編集>選択範囲の境界線を描く

    設定:
    線幅=6
    描画色=黒

    7/ 選択範囲を解除します。

    選択>選択を解除

Step3-2 文字の背景の作成。

Step3-5 文字背景のレイヤーモードと不透明度変更後。

Step3-8 文字レイヤーのレイヤーモードと不透明度の変更後。

Step3-12 完成画像。

最終レイヤー構造。

Step 3

 テキストを煉瓦に沿わせ仕上げする。

    1/ 新規レイヤーを作成します。このレイヤーをBrick Wallレイヤーとオリジナルのテキストレイヤー(作例では、Graffitiレイヤー)の間に配置します。

    レイヤー名=Spatter
    背景=透明

    2/ Spatterレイヤーで、文字の背後に赤と黄色の背景を作成します。ブラシを適当に使用し、左図のような感じにします。

    3/ Spatterレイヤーを複製します。

    Spatterレイヤーを右クリック>レイヤーを複製

    レイヤー名=Spatter#1

    4/ Spatterレイヤーのレイヤーモードを変更します。

    レイヤーモード=色

    5/ Spatter#1レイヤーのレイヤーモードと不透明度を変更します。

    レイヤーモード=微粒結合
    不透明度=45

    6/ オリジナルのテキストレイヤー(作例では、Graffitiレイヤー)を表示します。

    7/ オリジナルのテキストレイヤー(作例では、Graffitiレイヤー)のレイヤーモードを変更します。

    レイヤーモード=色

    8/ 複製したテキストレイヤー(作例では、Graffity#1レイヤー)のレイヤーモードを変更します。

    レイヤーモード=微粒結合

    9/ レイヤータブのトップで非表示にしてあるBrick Wall #1レイヤーを表示し、レイヤーモードと不透明度を変更します。

    レイヤーモード=微粒結合
    不透明度=35

    10/ テキストの線が明瞭過ぎるので、ぼかしてノイズを与えます。Graffiti#1レイヤーを選択し、色域選択ツールで、黒の部分を選択します。

    11/ Graffiti#1レイヤーに、ぼかしを適用します。

    フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかし

    ぼかし半径=13

    12/ Graffiti#1レイヤーに、ノイズを適用します。

    フィルタ>ノイズ>拡散

    拡散量=8

実画像。

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初版作成: 2011/01/01
Presented by HIPPO